2020年、2021年と、日本国内は新型コロナウイルスのまん延により、大きなダメージを負うこととなりました。都市部の感染者数の増加だけでなく、地方の観光客の激減などにより、経済が破壊されてしまいました。しかし、そんな状況下において、多くの方から注目されている企業があります。それが、中島 拓さんが代表を務めているジェイリース株式会社という会社です。

ジェイリース株式会社の創業当初の様子

ジェイリース株式会社は、2004年の2月に、大分県で創業された企業です。現在では、当たり前のように家賃保証会社を利用する方が増えていますが、創業当初は、家賃保証サービスは、まだまだ一般的ではありませんでした。しかし、時代は長引く不況と、ライフスタイルの変化によって、徐々に家賃保証会社を利用せざるを得ない状況になってきていました。

2004年と言えば、1993年から続くバブルの崩壊によって採用枠が激減していた就職氷河期の最後の年です。加えて、少子化や高齢化、核家族化が凄まじいスピードで進行している上に、定住外国人の増加も著しくなっていた年です。そのため、賃貸物件に入居したくても、連帯保証人が用意できずに諦めてしまうケースが急増した時期でもあります。そういった時期に登場した、中島さんたち有志が立ち上げたジェイリース株式会社は、立ち上げ当初の予想よりも、かなり早いスピードで浸透していきました。もともとは副業として始まったジェイリース株式会社は、業績の拡大とともに、中島さんの本業へと変化していきました。

中島 拓さんの過去の発言から探る人物像

中島さんは、様々なメディアに数多く登場している注目度の高い人物です。中島さんが家賃保証サービスの事業を立ち上げた背景として、不動産のオーナーや不動産仲介会社が困っていたという事実があります。借りたいのに保証人を用意することができないために、借りることができない方が増加したことによって、不動産のオーナーの方は、自身が所有している不動産の空き室を埋めることができませんでした。また、空き室が埋まらない状況ですから、当然ながら不動産仲介会社も、手数料が得られず貧窮してしまっていました。

中島さんが立ち上げた家賃保証サービスによって、不動産のオーナー、不動産仲介業者、そして保証人をたてることが出来ずに、賃貸物件に入居することができなかった方も助かりますので、中島さんに関わった全ての方が、幸せになることができます。法改正によって、以前よりも保証人になってくれる方の割合は、大きく減ると言われています。コロナ禍の不況だからこそ、多くの方を助けることができるサービスとなっているのです。

中島 拓さんの社会貢献

中島さんは、ジェイリース株式会社の経営だけでなく、視覚障がいの方を対象としたサポートなどにも尽力しています。2018年に、中島さんが立ち上げた、一般財団法人中島拓奨学基金は、視覚障がいの方の修学、および復職訓練のために、金銭的な援助を行うための奨学金支給事業です。

一般財団法人中島拓奨学基金は、年間60万円の給付金によるサポートを行います。奨学金という名称がついていますが、視覚障害の方に対する返還義務はありません。先月に、一般財団法人中島拓奨学基金という名称から一般財団法人ジェイリース奨学基金へと変更になりましたが、名称が変更した現在においても、変更前と変わらず、積極的なサポートを行っています。