東証一部上場は、会社を経営している方でしたら、一度は夢見る事だと思います。いわゆる選ばれた一部の企業しか到達することができない東証一部上場は、憧れの存在だという方もいるくらいです。その東証一部上場を、わずか10年で成し遂げたのが、日本を代表する経営者として有名な宮地正剛さんという人物です。

宮地正剛さんの学歴など

宮地さんは、1972年の3月14日生まれの49歳です。ご出身は、香川県の高松市になります。ご両親は、地元香川県で、住宅系の建築業を営んでいました。幼い頃から、ご両親の苦労を知っていた宮地さんは、建築関連、不動産関連のような業種ではなく、美容師のような手に職をつける職人になりたいと常日頃から思っていたそうです。そのため、高校を卒業した後は、大学に進学するつもりはありませんでしたが、両親や祖父母の説得により、東京にある国士舘大学にすすみます。

国士舘大学で世界を広げた宮地正剛さんは、更なるステップアップのために、カナダに留学をします。この3年間の留学は、宮地さんのその後の人生に、大きな影響を与えることになります。帰国は、住宅業界での仕事に就き、独立に必要な経験と実績を積む毎日を送ることになります。

就職後の宮地正剛さん

宮地正剛さんが中途採用されたのは、東京都港区の虎ノ門に本社を構えていた株式会社リプラスです。なぜ構えていたという過去形になっているのかというと、現在は、すでに倒産してしまい、無くなってしまった会社だからです。宮地さんは、2004年から、この株式会社リプラスで働き始めます。海外での経験や、持ち前のバイタリティーを活かし、徐々に株式会社リプラスでの地位を高めていきます。

しかし、中途採用されてから4年が経過した2008年に、株式会社リプラスの経営状況が悪化します。当時は、地方エリアを任されていた宮地さんも、株式会社リプラスの一大事ということもあり、東京本社に戻り、奮闘を続けたのですが、力及ばず2008年の9月に株式会社リプラスは倒産してしまいます。倒産後、当時の株式会社リプラスの代表を務めていた人物から、事業の一部を譲り受けることになりました。それが、今日の株式会社Casaの前身となったレントゴー保証株式会社なのです。

宮地正剛さんと株式会社Casa

レントゴー保証株式会社は、株式会社リプラスで得た経験と人脈を利用し、右肩上がりの成長を遂げていきました。ステップアップに必要な企業などを、M&Aなどの手法で仲間にし、効率的に事業拡大を続けました。その結果、株式会社Casaは、10年間で、400名を超える従業員を持つ、一大企業へと成長したのです。

株式会社Casaは、日本を代表する家賃保証サービスの企業へと成長を遂げました。そのため、雑誌やWebサイトなど、様々なメディアでインタビューを受ける機会が増えています。それらのインタビューでは、企業を大きくすることと同時に、従業員の方を大事にしている様子をうかがい知ることができます。従業員を、まるで家族のように大事にする宮地さんは、不況が続く日本国内において、参考にすべき経営者の形だと言えます。

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